アドビオン®LSジェル Q&A
インドキサカルブ 有効成分について
インドキサカルブの系統を教えてください。
オキサジアゾン系殺虫剤です。
インドキサカルブの作用機序を教えてください。
特定の昆虫の神経膜のナトリウムチャンネルの機能を阻害し、昆虫の筋肉が徐々に動かなくなり、死に至ります。
アドビオン®LSジェル製剤について
アドビオン®LSジェルはどんな薬ですか。
インドキサカルブを有効成分とし、ゴキブリを引き付ける誘引剤を含むジェル状の害虫駆除業者専用のゴキブリ用殺虫剤です。
アドビオン®LSジェルの有効成分以外の成分は何が入っていますか。
主成分の他は、ゴキブリを引き付けるためのエサとなるもの、製剤の性状を整える成分、保存剤等が入っています。
臭いはありますか。
施工された場所で臭いはほとんどに気ならない程度です。
アドビオン®LSジェルの剤はどのような形態ですか。
ジェルタイプでシリンジに入っています。
付属のノズルの使用方法を教えてください。
ノズルをつけることによって、壁の隙間や細かい場所への施工がしやすくなります。ノズルをつけずに施工を行うと容器(シリンジ)に薬剤が付いてしまうことがあります。
さらにノズルをつけた状態での5cmが約0.25gとなりますので施工の目安になります。
アドビオン®LSジェルをネズミが食べてしまうことはありますか。その場合、効きますか。
誘引剤として処方されているもののうち、ネズミの食用となるものも含まれていますので、ネズミが食べる可能性はありますが、ネズミへの有効性はありません。
使用について
アドビオン®LSジェルは施行後どのくらい薬剤の効果が持続しますか。
ゴキブリの生息程度、施工されたアドビオン®LSジェルの乾燥状態によります。
生息の程度により、定期確認の間隔を考慮して追加施工を行ってください。
定期確認により、施工量を増減して駆除の程度を確認してください。
ゴキブリの蔓延がひどいのでアドビオン®LSジェルの用法用量より多く使用することは可能ですか。
定められた用法用量を守ってください。
生息の程度により、定期確認の間隔を考慮して追加施工を行ってください。
アドビオン®LSジェルの施工後もゴキブリが生息しているのはなぜですか。
ゴキブリの神経膜のナトリウムチャンネルの機能を阻害し、ゴキブリの筋肉が徐々に動かなくなり、死に至ります。
神経麻痺を起しているため、見た目には動いていても薬の効果は徐々にですが表れています。
アドビオン®LSジェルと他の散布殺虫剤との併用はできますか。
本剤に他の殺虫剤を噴霧することは、忌避性が生じるため、行わないでください。
また、殺虫剤の噴霧後間がない区域への処理は避けてください。
アドビオン®LSジェルは他のベイト剤との併用はできますか。
他のベイト剤との併用は安全性、効果が確認されていませんので行わないようにしてください。
アドビオン®LSジェルの1スポット0.25gのサイズはおよそどのくらいですか。
ノズルを装着した状態で帯状に約5cmが約0.25gになりますので、それを目安に施工をしてください。
施工量の算出基準を教えてください。
処理場所の床面積に対してのトータル量となります。
アドビオン®LSジェルを施工した処理部の汚染が心配です。
金属、タイル、ホーロー:問題ありません
木材、プラスチック(特にスチロール製品)、布:シミ等になる可能性がありますので、ベイト容器の使用をお勧めします。
アドビオン®LSジェルは使用に当たって特別な防護衣、メガネ、ゴム手袋、マスク等は必要ですか。
使用に当たってはゴム手袋等の保護具を着用してください。
アドビオン®LSジェルが使用できない場所はありますか。
屋外等の雨のかかる場所、水で流される場所は避けてください。
本品の有効成分は魚類に毒性を示すので、河川や池等には入らないようにしてください。
直接手や肌に触れてしまうような場所、電気配線の中、食品に混入の恐れのある場所には施工しないでください。
アドビオン®LSジェルは市販のベイト容器の使用は可能ですか。
使用できます。
施工場所に摂食せずに残ったアドビオン®LSジェルはどのように掃除をすればよいでしょうか。
濡れた布等で拭ってください。
拭った後の布等は適切な方法で廃棄してください。
定期確認時に残った薬やゴキブリの死骸や糞も同時に掃除を行ってください。
壁や冷蔵庫の裏面に施行したアドビオン®LSジェルは垂れませんか。
垂れにくい剤型になっています。心配な場合は、試したのちのご使用をされることをおすすめします。
一度開栓したアドビオン®LSジェルの保管方法を教えてください。
ノズルを外して、元の栓で密封し、他と区別して保管してください。
薬剤が残っているシリンジはどのように捨てればよいですか。
シリンジ内に残っている薬剤は全て押し出して、薬剤とシリンジは別に廃棄してください。
薬剤は適切な方法(焼却処分)で、空のシリンジは幼小児が触れないようにするとともに、他に転用せず、自治体によるプラスチック類廃棄の規定に従って処分してください。
本品の有効成分は魚類に対して毒性を示すので、本品及び空容器が河川や池等に入らないように注意してください。また、流しに廃棄しないようにしてください。
アドビオン®LSジェルの空のシリンジはどのように捨てればよいですか。
幼小児が触れないようにするとともに、他に転用せず、自治体によるプラスチック類廃棄の規定に従って処分してください。
本品の有効成分は魚類に対して影響を与えるので、本品及び空容器が河川や池等に入らないように注意してください。また、流しに廃棄しないようにしてください。
効果について
アドビオン®LSジェルの伝播効果とはどのようなものですか。
アドビオン®LSジェルを食べたゴキブリの糞や死骸を他のゴキブリが食べることにより巣の中のゴキブリに広まっていく事です。
アドビオン®LSジェルはクロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリにも効きますか。
チャバネゴキブリ、クロゴキブリ及びワモンゴキブリに対して効果が確認されています。
ゴキブリの種類によって使用方法は変わりますか。
変わりません。
アドビオン®LSジェルの施工に最も適した季節はいつですか。
屋内に生息するゴキブリは住環境の向上により、1年を通して生息しています。
ゴキブリの発生が認められたら通年使用可能です。
一度処理をしたら、次はどのような間隔で処理をしたらよいですか。
ゴキブリの個体密度が低い場所では再処理をする頻度を少なくしてかまいませんが、施工したアドビオン®LSジェルが乾燥した場合は再施工をしてください。
個体密度が高い場所では食べつくされるおそれがあるので、定期確認時に本剤の残量を確認し、必要な場合は処理量を用法用量範囲内で増量して再処理をしてください。
アドビオン®LSジェルの効果的な使用方法を教えてください。
ゴキブリの糞や抜け殻、卵を捜し、トラップなどでゴキブリが多く出現する場所を確認して施工を行い、施工後もトラップによる追跡効果確認を行いながら施工を行うとより効果的です。
安全性について
アドビオン®LSジェルをペットが食べてしまいました。
直ちに獣医師の診療を受けてください。診療を受ける際には、本品の有効成分がインドキサカルブ、販売名はアドビオン®LSジェルであることを告げてください。
アドビオン®LSジェルが手や皮膚につきました。
必ず石鹸もしくは中性洗剤、及び水でよく洗ってください。からだに異常をきたした場合は、直ちに医師の診察を受けてください。診療を受ける際には、本品の有効成分がインドキサカルブ、販売名はアドビオン®LSジェルであることを告げてください。
アドビオン®LSジェルが眼に入った、誤って口に入ってしまいました。
眼に入った場合、口に入った場合は水で十分に洗ってください。
直ちに医師の診察を受けてください。
診療を受ける際には、本品の有効成分がインドキサカルブ、販売名はアドビオン®LSジェルであることを告げてください。